「ガレージが暗くて、夜は車いじりや片付けができない」「照明を付けたいけれど、電気工事士の資格がない」と悩んでいませんか。
私も以前はハンドライトだけで作業していましたが、電源コード付きの一体型LEDライトをDIYで設置したところ、夜でもガレージ全体を明るく照らせるようになりました。作業自体は意外と簡単です。ただし、建物の配線を触らないことと、高所作業の安全確保が大前提です。

最初に結論:コンセント式LEDなら資格なしでDIYしやすい
結論
- 既存コンセントに差し込む電源コード付き完成品を選ぶ
- 建物側の配線、コンセント、スイッチには手を加えない
- 器具付属の取付金具と取扱説明書を優先し、落下防止を行う
- 直結配線やコンセント増設が必要なら電気工事士へ依頼する
電気店へ照明工事を依頼すると、器具代のほかに出張費や取付工賃、必要に応じて配線工事費がかかります。DIYなら、既存コンセントが使える範囲で器具・脚立・固定用品の購入費に抑えられます。
| 方法 | 主な費用 | 資格 |
|---|---|---|
| コンセント式LEDをDIY | LED器具、固定用品、必要なら脚立 | 建物側の配線を変更しない範囲なら原則不要 |
| 業者へ取付を依頼 | 器具代+出張費+工賃 | 依頼者本人には不要 |
| 直結配線・コンセント増設 | 材料費+電気工事費 | 電気工事士による施工が必要 |
電気工事士の資格が必要になる境界
経済産業省は、一般家庭や小規模な建物の電気工事は原則として電気工事士が行うものと案内しています。一方、差込み接続器へコードを接続するなど、法令上「軽微な工事」として資格不要の範囲も示されています。
この記事では、判断を分かりやすくするため、完成した照明器具のプラグを既存コンセントへ差し込み、器具を説明書どおり機械的に固定する方法だけをDIY対象にします。
無資格でやってはいけない作業
- 天井や壁の電線を切る、つなぐ、分岐する
- 照明器具へVVFケーブルなどを直結する
- コンセントや壁スイッチを新設・移設する
- 既存の蛍光灯器具を改造してLED用にバイパス工事する
少しでも判断に迷う場合は作業を止め、器具メーカーまたは登録電気工事業者へ確認してください。
参考:経済産業省「電気工事の安全」、電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは
必要な道具
1. 電源コード・スイッチ付き一体型LEDライト
今回紹介するのは、長さ約117cm、昼光色6000K、2200lm、消費電力20Wと案内されている一体型LEDライトです。AC電源コードと連結コードが付いた完成品なので、建物側の配線工事を避けやすい点がメリットです。購入前に本数、プラグ形状、コード長、設置場所の屋内・屋外区分を確認してください。
2. 耐候性のある結束バンド
配線をまとめる用途には、屋内外用グレードの黒い結束バンドが便利です。ガレージでは耐候タイプを選びます。ただし、結束バンドだけで照明器具の重量を支えるのは自己責任で作業してください。器具本体は付属金具などメーカー指定の方法で固定が推奨されています。
3. ガレージの梁へ届く脚立
天井や梁が高いガレージでは、約2mクラスの脚立が候補になります。大切なのは「高さ」だけではありません。設置面が水平か、天板に乗らず作業できる高さか、開き止め金具を確実に使えるかを確認してください。
DIYでLED照明を設置する手順
- 設置場所とコンセント位置を確認する
車のボンネットやドア、シャッターの動線を避け、コードが届く位置を決めます。 - 床を片付けて脚立を安定させる
工具やコードを床から除き、水平で滑りにくい場所に脚立を完全に開いて置きます。 - 電源を入れずに器具を仮配置する
照らしたい場所、器具同士の間隔、スイッチへ手が届くかを確認します。 - 取扱説明書どおりに器具を固定する
付属クリップや指定金具を使用します。固定先の強度が分からない場合は取り付けません。 - コードを整理する
可動部、鋭い角、高温部、水がかかる場所を避けます。結束バンドを締めすぎてコードを傷めないよう注意します。 - 脚立を降りてから通電する
プラグやコードに傷がないことを確認し、既存コンセントへ差し込みます。点灯、ちらつき、異臭、異常発熱がないか確認します。
動画で取り付けの流れを確認
実際のガレージで取り付けた様子は、以下の動画にまとめています。ハンドライトだけだった状態から、複数のLEDライトで明るくなる変化が分かります。
よくある失敗と安全上の注意
高所作業は「少しだけ」が危険です
- 脚立の天板や、メーカーが禁止する段に乗らない
- 身体を横へ乗り出さず、届かなければ脚立を移動する
- 可能なら2人で作業し、1人は脚立を支え周囲を確認する
- 濡れた床、強風が入る場所、飲酒後、体調不良時は作業しない
- 作業中はプラグをコンセントから抜く
失敗1:明るさや本数を確認せず購入する
机の上だけを照らすのか、車両全体や棚まで照らすのかで必要な本数は変わります。照明を並べる向きも影のでき方に影響するため、購入前にガレージの寸法と作業位置をメモしておくと失敗を減らせます。
失敗2:コードをシャッターや金属の角に挟む
被覆が傷つくと感電や火災につながります。コードはシャッター、車両、工具の動線から離し、鋭い金属部には触れさせません。異臭、変色、異常発熱、ちらつきがあれば、すぐに電源を切って使用を中止してください。
よくある質問
Q. LED照明のDIY設置に資格は必要ですか?
電源コード付き完成品を既存コンセントへ差し込み、建物側の配線を変更しない方法なら、通常は電気工事士資格を必要としません。直結配線、電線の接続、コンセントやスイッチの増設は有資格者へ依頼してください。
Q. ガレージ用LEDは何本必要ですか?
ガレージの広さ、天井高、壁や床の色、作業内容で変わります。まずは作業台と車両周辺を優先し、器具の明るさと連結可能本数を取扱説明書で確認してください。
私の場合は車が2台入るガレージでも6本あれば明るかったです。余りはスペアとして持っています。
Q. 屋内用でもガレージで使えますか?
雨や結露、水しぶきがかかる可能性がある場所では、屋内用器具を使わないでください。設置環境に合う防湿・防雨性能があるか、製品の仕様と取扱説明書で確認します。
Q. 取り付け後の点検は必要ですか?
必要です。器具やコードの固定、結束バンドの劣化、プラグ周辺のほこり、変色や発熱を定期的に確認します。清掃や点検は必ず電源を切り、プラグを抜いてから行います。
ガレージDIYをもっと快適にするなら
照明で夜の作業環境を整えたら、収納スペースも見直すとさらに使いやすくなります。単管パイプでロフトを作った費用や組み立て方法は、関連記事「ガレージに単管パイプで約2.5畳のロフトを作るといくらかかる?」で紹介しています。
まとめ:資格不要の範囲を守れば意外と簡単
ガレージや倉庫の照明は、電源コード付きの一体型LEDを選び、既存コンセントを使えばDIYのハードルを下げられます。実際に設置してみると意外と簡単で、夜もガレージで車いじりや片付けができるようになりました。
ただし、高所作業と電気には大きな事故の危険があります。取扱説明書に従い、脚立を安全に使い、建物側の配線には手を出さないことが重要です。DIYの範囲を超える工事は無理をせず、電気工事士へ依頼してください。




コメント