ハイエースは荷室が広いぶん、純正のままではセカンドシートで「音が遠い」「会話や動画の声が聞き取りにくい」と感じることがあります。そこで今回は、200系ハイエースの天井に10cmのリアスピーカーをDIYで増設しました。
この記事では、実際の写真を使って配線の準備、取付位置の決め方、天井の穴あけ、接続・動作確認まで順番に紹介します。
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取り付け後の仕上がり

天井にスピーカーがあると、後席でも音の輪郭がはっきりします。見た目も自然で、荷室の床や壁をふさがない点もメリットです。
使用した部品と工具
- スピーカー本体(今回使用した10cmタイプ)
- スピーカーケーブル
- 平型端子・分岐用端子
- 電工ペンチ、内張りはがし、配線ガイド
- マスキングテープ、カッター、キリ、プラスドライバー
- 絶縁テープまたは熱収縮チューブ、結束バンド
※ケーブルの長さ・太さ、端子サイズ、工具の対応範囲は購入前に商品ページで確認してください。
今回は薄型で扱いやすい10cmスピーカーを使用しました。購入前に、取付場所の奥行きとスピーカーの外径を必ず確認してください。

作業前に確認したい注意点
- 天井裏の配線、補強材、エアコン部品を確認してから切る
- カッターの刃は短く出し、最初は小さめに切り抜く
- スピーカー線の色や極性を年式・グレードだけで決めつけない
- 既存スピーカーから分岐する場合は、デッキが対応するインピーダンスを確認する
配線やインピーダンスに不安がある場合は、無理に分岐せずカーオーディオ店へ相談するのが安全です。エアバッグ装備車は、その展開範囲に配線を通さないよう特に注意してください。
ハイエースの天井にリアスピーカーを増設する手順
1. スピーカー側の配線を準備する
スピーカーへ差し込めるよう、配線の先端にサイズの合う平型端子を圧着します。左右とプラス・マイナスが分からなくならないよう、テープなどで印を付けておくと安心です。
圧着後は端子を軽く引っ張り、抜けないことを確認します。金属部分が天井内部で触れないよう、絶縁処理も行いました。着脱できる配線にしておくと、スピーカー交換や点検が楽になります。
2. 取付位置を決める
今回はセカンドシートに音が届きやすく、内装にも収まりやすいリアクーラー吹き出し口の横を選びました。左右の位置をそろえ、スピーカーグリル、取付ビス、天井裏の奥行きまで確認します。
付属の型紙を使用してマスキングテープ上に印を付けます。



写真の寸法は筆者車両で位置をそろえるために測った値です。年式・グレード・リアクーラー形状などで天井裏の構造が異なるため、同じ数値で穴を開けず、必ず現車の裏側と干渉物を確認してください。
筆者の位置で大きな問題はなかったですが、もう少しエアコンの吹き出し口から離しても良かったと思います。 30mmくらいが良いかもしれません。※自己責任でお願いします
3. 天井を切り抜く


キリで小さなきっかけ穴を開け、カッターで少しずつ切り進めます。天井裏を傷つけないよう、刃を深く入れないことが重要です。切り抜いた後はスピーカーを仮当てし、干渉や左右の向きを確認します。
4. スピーカー線を天井まで通す

- ワイヤー直径約4mm、長さ約30m
- 耐久性、柔軟性共に優れた素材を使用。
- CD管や電線管などに各種ケーブル等を通す作業に使う、通線ワイヤーです。
Aピラーや必要な内張りを外し、配線ガイドを使って音源側から天井の開口部までスピーカー線を通します。純正ハーネス、可動部、鋭い金属部、エアバッグの展開範囲を避け、走行中に動かないよう結束バンドなどで固定します。
既存のリアスピーカー配線から分岐する場合でも、配線色は車両によって異なります。テスターや配線図で左右と極性を確認してください。極性が左右で逆になると、低音が弱く感じることがあります。
5. 接続・動作確認後に固定する
スピーカーを仮接続して左右から音が出るか、フェーダーが正しく働くか、異音がないかを確認します。問題がなければ配線を収めて本固定します。
天井材は強度が高くないため、ビスを締めすぎると変形することがあります。スピーカーが安定しない場合は、天井裏に適切な補強材を入れるなど、車両に合った固定方法を選んでください。
取り付けて感じた効果
- セカンドシートで音声が聞き取りやすくなった
- 音量を必要以上に上げずに済むようになった
- 天井取付なので荷室スペースを圧迫しない
- 見た目がすっきり仕上がった
取り付け後はナビやオーディオのフェーダーを調整すると、前後の音量バランスを合わせやすくなります。
Q&A
天井をすべて外さなくても取り付けできますか?
配線通しをうまく活用して配線を引っ張ることで、天井を外さなくても作業は可能です。
純正リアスピーカー線から分岐しても大丈夫ですか?
接続方法によって合成インピーダンスが変わる可能性があるので、分岐はせず純正リアスピーカーは使用していません。純正リアスピーカーの線を切って天井スピーカーの線に接続しています。
まとめ
200系ハイエースの天井へリアスピーカーを増設すると、セカンドシートでの聞こえ方を改善できます。成功のポイントは、切る前に天井裏を確認すること、配線の極性と絶縁を確実にすること、固定前に必ず音出し確認をすることです。
天井の穴あけは元に戻せない作業です。急がず仮合わせを繰り返し、安全第一で取り付けてみてください。





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