200系ハイエースの天井にリアスピーカーを増設|配線・穴あけ・取付手順

DIY

ハイエースは荷室が広いぶん、純正のままではセカンドシートで「音が遠い」「会話や動画の声が聞き取りにくい」と感じることがあります。そこで今回は、200系ハイエースの天井に10cmのリアスピーカーをDIYで増設しました。

この記事では、実際の写真を使って配線の準備、取付位置の決め方、天井の穴あけ、接続・動作確認まで順番に紹介します。

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取り付け後の仕上がり

ハイエース天井に増設したPioneerリアスピーカーの完成写真
リアクーラー吹き出し口の横に取り付けました。後席に音が届きやすくなります。

天井にスピーカーがあると、後席でも音の輪郭がはっきりします。見た目も自然で、荷室の床や壁をふさがない点もメリットです。

使用した部品と工具

※ケーブルの長さ・太さ、端子サイズ、工具の対応範囲は購入前に商品ページで確認してください。

今回は薄型で扱いやすい10cmスピーカーを使用しました。購入前に、取付場所の奥行きとスピーカーの外径を必ず確認してください。

パイオニアTS-G1010Fの箱に記載された寸法図と仕様
TS-G1010Fの箱に記載された寸法図と仕様。付属の型紙も位置決めに使用しました。
パイオニア TS-G1010F 10cmスピーカー

パイオニア TS-G1010F 10cmスピーカー

  • 10cmデュアルコーン・4Ω
  • 薄型で天井への取付を検討しやすい
  • 付属品・寸法は購入時の商品情報を要確認

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作業前に確認したい注意点

  • 天井裏の配線、補強材、エアコン部品を確認してから切る
  • カッターの刃は短く出し、最初は小さめに切り抜く
  • スピーカー線の色や極性を年式・グレードだけで決めつけない
  • 既存スピーカーから分岐する場合は、デッキが対応するインピーダンスを確認する

配線やインピーダンスに不安がある場合は、無理に分岐せずカーオーディオ店へ相談するのが安全です。エアバッグ装備車は、その展開範囲に配線を通さないよう特に注意してください。

ハイエースの天井にリアスピーカーを増設する手順

1. スピーカー側の配線を準備する

スピーカーへ差し込めるよう、配線の先端にサイズの合う平型端子を圧着します。左右とプラス・マイナスが分からなくならないよう、テープなどで印を付けておくと安心です。

スピーカーケーブル 16ゲージ 30.5m

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圧着後は端子を軽く引っ張り、抜けないことを確認します。金属部分が天井内部で触れないよう、絶縁処理も行いました。着脱できる配線にしておくと、スピーカー交換や点検が楽になります。

2. 取付位置を決める

今回はセカンドシートに音が届きやすく、内装にも収まりやすいリアクーラー吹き出し口の横を選びました。左右の位置をそろえ、スピーカーグリル、取付ビス、天井裏の奥行きまで確認します。

付属の型紙を使用してマスキングテープ上に印を付けます。

写真の寸法は筆者車両で位置をそろえるために測った値です。年式・グレード・リアクーラー形状などで天井裏の構造が異なるため、同じ数値で穴を開けず、必ず現車の裏側と干渉物を確認してください。

筆者の位置で大きな問題はなかったですが、もう少しエアコンの吹き出し口から離しても良かったと思います。 30mmくらいが良いかもしれません。※自己責任でお願いします

3. 天井を切り抜く

キリで小さなきっかけ穴を開け、カッターで少しずつ切り進めます。天井裏を傷つけないよう、刃を深く入れないことが重要です。切り抜いた後はスピーカーを仮当てし、干渉や左右の向きを確認します。

4. スピーカー線を天井まで通す

ハイエース天井へスピーカー線を通すために使用した30m配線ガイド
天井内へ線を通すために使用した配線ガイド。先端へスピーカー線を確実に固定して引き込みます。
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Aピラーや必要な内張りを外し、配線ガイドを使って音源側から天井の開口部までスピーカー線を通します。純正ハーネス、可動部、鋭い金属部、エアバッグの展開範囲を避け、走行中に動かないよう結束バンドなどで固定します。

既存のリアスピーカー配線から分岐する場合でも、配線色は車両によって異なります。テスターや配線図で左右と極性を確認してください。極性が左右で逆になると、低音が弱く感じることがあります。

5. 接続・動作確認後に固定する

スピーカーを仮接続して左右から音が出るか、フェーダーが正しく働くか、異音がないかを確認します。問題がなければ配線を収めて本固定します。

天井材は強度が高くないため、ビスを締めすぎると変形することがあります。スピーカーが安定しない場合は、天井裏に適切な補強材を入れるなど、車両に合った固定方法を選んでください。

取り付けて感じた効果

  • セカンドシートで音声が聞き取りやすくなった
  • 音量を必要以上に上げずに済むようになった
  • 天井取付なので荷室スペースを圧迫しない
  • 見た目がすっきり仕上がった

取り付け後はナビやオーディオのフェーダーを調整すると、前後の音量バランスを合わせやすくなります。

Q&A

天井をすべて外さなくても取り付けできますか?

配線通しをうまく活用して配線を引っ張ることで、天井を外さなくても作業は可能です。

純正リアスピーカー線から分岐しても大丈夫ですか?

接続方法によって合成インピーダンスが変わる可能性があるので、分岐はせず純正リアスピーカーは使用していません。純正リアスピーカーの線を切って天井スピーカーの線に接続しています。

まとめ

200系ハイエースの天井へリアスピーカーを増設すると、セカンドシートでの聞こえ方を改善できます。成功のポイントは、切る前に天井裏を確認すること、配線の極性と絶縁を確実にすること、固定前に必ず音出し確認をすることです。

天井の穴あけは元に戻せない作業です。急がず仮合わせを繰り返し、安全第一で取り付けてみてください。

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