車体の大きなハイエースのタイヤ交換は難しそうですが、正しいやり方をすれば1時間くらいで作業ができます。安全に作業できるようにまとめました!
輪留め
まずは、後輪に輪留めを取り付けましょう。
輪留めは、安全なタイヤ交換の要です。ジャッキで車を上げた時にサイドブレーキの利きが弱かった時に車が動いてしまいます。後輪駆動車のハイエースは前輪側を固定することができないので輪留めは必需品です。
こちらから購入できます。
ホイールナットの緩め方
ホイールナットを緩める際は、タイヤが地面についた状態で行います。
対角線状にホイールナットをゆるめることで、均等に緩めることができます。
トルクを抜く程度で絶対に最後まで緩めないでください。
ジャッキアップ
ガレージジャッキの場合
こちらのようなガレージジャッキを使用する際は赤丸の部分にジャッキを掛けます。
夏場にアスファルト路面で作業したら陥没したことがあるので鉄板を敷いてジャッキアップしました。
ホームセンターで\5,000円ほどでした。Amazonでも購入できます。
無事に上がったらジャッキスタンドを設置するか、ホイールを車体下に設置しましょう。
数千円で大惨事を免れます。
余談ですが、こういうタイプの方がアスファルトに食い込まなくて良いです。
1.5インチローダウンしている車両はスロープが無いとジャッキが入らなかったりしますので、スロープの購入をお勧めします
各ジャッキアップポイント
フロント側
リア側
サイドフロント側
サイドリア側
タイヤの外し方
ジャッキアップが完了したら先ほど緩めたホイールナットを取り外します。
特に外す順番はありませんが、最後に上部のナットを緩めた方が安定して取り外せます。
ホイールのスポークを持って引き上げればタイヤを取り外せますが、重くて難しい方は左図のような面白い商品もあります。
タイヤ交換用補助器具 クルピタ丸
ホイールとハブの間にゴミや異物が入ると密着率が低下し、脱輪の可能性が高まります。
外したら真鍮ブラシで汚れや錆を落としましょう。
タイヤの取り付け
交換するタイヤを取り付ける際は、ホイールを嵌めた後に手でナットを軽く締めてインパクトドライバーなどでホイールとハブが密着するまで締めこみます。
ジャッキスタンドを取り外し、地面に着地させます。
本締め
トルクレンチを使って対角線状に締めていきます。
ハイエースの場合は100Nmのトルク値で締めます。
適切なトルクがかかると「クリック」音が聞こえます。
適正なトルクで均等に締め付けることが重要です。
オーバートルクにならないようにトルクレンチで締め付けましょう。
プレセット型 トルクレンチ
最後に
空気圧を確認し、100km程走行したら再度トルクレンチで各ナットを確認すると安心です!
ハイエースのタイヤ交換について解説させていただきました。
タイヤ交換は簡単に感じても死亡事故が発生したり脱輪の恐れがあります。
気を付けて作業を行って下さい!
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